黒潮釣法(仕掛け


仕掛け
超ド級用に太く強く

  竿(黒潮丸T、U)
まったく新しい釣りなのでお手本がなく苦労しました。なかでも難問だったのが竿でした。
当時ヒラマサ専用の船竿は、市販されていませんでした。そこで市販されている磯のヒラマサ竿を使ってみました。
5・4m竿を使用しましたがいくつかのウィークポイントがありました。
まず竿が長いせいで持ち重りがします。また同じ理由で(テコの原理)魚の引きが非常に強くなるということです。
もともと磯で釣れる、60〜80センチ級のヒラマサを対象に制作されているため、強度の点で問題があり、一日に二、三本も折れる日がありました。おまけに、60号〜100号以上の大オモリを使っていますのでなおさらでした。
そこで新しいヒラマサ専用竿の開発を思い立ちました。釣具店を経営していますのでメーカーの協力を得られました。
リ−ル
電動リールを使います。最近では深場の、しかも大オモリを使う釣りということで、電動リールが主流になりつつあります。
電動リールは57年春頃から使い始めました。電動リールは深海用のハンドルのないものと、手巻きのハンドルがついているリールがあります。ヒラマサの強力に対抗するには、ハンドルなしでよいのですが、ヒラマサのスピードに対応するには不十分です。また微妙なやりとりを楽しめない、というマイナス面もあります。
ダイワのリールは力がないのでダメ。手巻きハンドル付きの電動リールが、一番適しているようです。
この電動リールの動力源には12ボルトのバッテリーを使います。釣力は20キロです。バッテリーは1個で3日間使用できます。常識ですが、バッテリーは切れる前に、使用した分だけ充電しておきますと、寿命が長いようです。
  道糸
200号〜300号の大オモリを使いますので、柔らかい材質のものは伸びやすく不適当です。電動リールにはTEライン12号〜15号を
200m〜400m巻いておきます。
  ウキ止め
木綿糸かゴムを使います。ゴムのほうがしまりがよく、ズレないようです。
結び方は図2のとうりです。
このウキ止めは、小さいことのようですが、タナを決める重要な役目を持っている部分ですので、こまめに点検しなければなりません。ウキ止め50センチぐらいの所に目印にもう一個ウキ止めをつけておくとウキ止めがズレたかどうかの確認に便利です。
  ウキ
100号〜400号オモリに合う浮力を持ったウキですので超大型です。長さは40センチ〜45センチ。直径は6、7センチ。発泡スチロール製ですが、自重は約250gあります。さらに、魚とのやりとりや、糸を巻き上げる時、中通しウキであることで、普通のウキと比べ、抵抗は大変少なくてすみます。
この発泡スチロール製のジャンボウキも、私達が考案したオリジナルウキです。
感度よりも浮力と、見えやすさに力点を置いて作りました。
  マキ餌用絞りカゴ
普通のマキ餌カゴでは、ヒラマサの泳層に届く前に、マキ餌が出てしまいマキ餌の効果がなくなります。
図3のように特製の大型絞りカゴを使います。絞りカゴとオモリはセットのします。
オモリは中通しで、30センチ〜35センチほど遊動にします。この遊動部分は大オモリを使用しますので、擦り切れないように、18号以上の太いナイロンハリスを使っています。
マキ餌を入れる時は、上部の口の部分を開けますと、大きく開き、餌入れが容易です。
マキ餌をカゴ一杯つめ、上部の絞り口を絞りますと、カゴ全体が中へしまり、マキ餌が、ヒラマサの泳層に届く前に出てしまうということはありません。
狙いのタナにマキ餌が届いた時点(ウキが立った時)で竿を大きくアオリます。
このマキ餌カゴにめいっぱい沖アミを入れますと、約500g入ります。大型の磯用マキ餌カゴの二、三倍はゆうに入ります。一度に大量のマキ餌を入れる理由は、ウキ下30ヒロを超える深場での釣りですので、大オモリを使います。そのせいで、巻き上げには、かなりの時間がかかり、頻繁に打ち返しができないからです。
(注 )
マキ餌でヒラマサを寄せて、釣る釣りですので、マキ餌をいかにうまく流すか、によって釣果はおおいに左右されます。
絞りカゴの網目は大で2センチ、小で1.5センチの正方形です。潮流の速さによって、三種類の網目のカゴを使い分けます。
前述のようにこのカゴは、中へしめ込みます。潮流が早い時びっしりマキ餌をつめ込みますと、マキ餌の抜けが悪くなり、集魚効果が落ち、巻き上げも困難になります。そこでカゴの使い分けが必要になってくるのです。
(A)潮流が速い時(エサが出にくい)大きい網目のカゴに、小さ目の沖アミを使う。
(B)潮流の遅い時(エサが出やすい)小さい網目のカゴに、大き目の沖アミを使う。
このように調節をして、常にマキ餌が有効にヒラマサの泳層に流れるようにします。
クッションゴム
アワセ切れや、竿をのされた時、ハリスにかかるショックを緩和するため、3.5ミリの太さ、1.5mの長さのものを使っています。
主目的ではありませんが、このクッションゴムがありますとハリスと道糸が、カラミにくいという利点もあります。
ハリス
ヨリがかからないように、硬い材質のものを選びます。10〜14号が標準です。ハリスの長さは、弾性の面を考えて5〜7ヒロと、磯釣りなどの場合と比べて長めにとります。
針下から約2ヒロのところに40〜50センチの枝素を出します。より広く泳層を探れると計算した、多少欲ばったものです。
 
一にも二にも、強い針を使います。14号か15号です。あまり小さい針ですと、せっかく針がかりしても肉切れを起こし、バラシの原因になります。伸びたり曲がったり折れたりしない針がベストです。
    大きめの沖アミ
サシ餌、マキ餌とも沖アミ生をつかいます。ボイルと比べて柔らかく、食い込みがよいようです。
サシ餌は少しでもヒラマサの目につきやすいようにLLサイズ。マキ餌は絞りカゴの項で説明したように、LLと普通サイズの二種類を用意します。
柔らかいというプラス面は、磯などのカゴ釣りのように、遠投する場合には、着水時の衝撃で砕けてしまうというマイナス面になります。ですが釣り方の項で説明しますが、船釣りですので、船べりから静かに海中へおろせばよい訳で、サシ餌が崩れる心配はありません。

 

     

 
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